【christmas tables by Royal Copenhagen】今日ご紹介するのは、ロイヤルコペンハーゲンのクリスマステーブルの写真集です。直接絵付けに役立つ本ではないのですが、流石本場といいますか、テーブルコーディネートの格が違います。すごいご本です!



大型本で高価ですが、その価値は十分にある素晴らしい写真の数々です。特に、テーブルコーディネートやセッティングに興味のある方には一押しのご本。
時にはセッティングを先にイメージしてから、それにふさわしい器の制作にとりかかってもいいかもしれませんね。


【ネイチャーカレンダー2016】毎年恒例、マロリン・バスティンのリング本型カレンダーです。
1週間に1枚ずつの水彩画で、おなじみの鳥や小動物、庭のお花がメインです。
今回面白いなと感じたのは、2月に登場するサファリな大型動物です。
キリンやゾウ、ヒョウやカバ、ライオンが、マロリンらしいほんわりしたタッチで描かれています。
過去のカレンダーを何冊も持っていて最近は購入していなかった生徒さんからも、
「今回のは買おうかな」と、高評価を受けています。

【365 Tage Rosengluck】絵付けの本ではなく、バラの写真集です。1月1日から365日に渡り、バラの花やお庭など、バラずくしの見応えのある1冊です。なんと厚さ5cm以上!
バラのアップ写真は勿論、バラを使ったブーケやお庭も、イングリッシュガーデンで素敵なのです・・・中には春と冬を全く同じアングルで撮影しているページもあり、絵付けをなさらない方でも、ガーデニングやバラ好きな方には満足度の高い内容です。たまに、バラを使ったお菓子やキャンドルも載っていて、飽きの来ない構成になっています。
amazonにも取り扱いがあったので掲載しておきます。「なか見!検索」で他のページもご覧いただけます。バラ以外の植物を掲載した姉妹編の本もありますが、こちらはやや参考になりにくい写真が多く感じました。
【Bunte Blüten-Blase Schwerter】マイセンカレンダーをご覧になった事がある方にはおなじみの、マイセンのお花の素描集(画帳)です。ほとんどのページの絵は絵付けではなく、水彩で写実的に描いたお花になります。
マイセンでデザイン化される前の、画帳の絵が沢山載っています。元になったお花の姿を把握するのは、制作に際し、とても大事だと思います。
ドイツ語のみの表記なので文章はわからないのですが、マイセン様式のお花を制作している方に特にお勧めの本です。参考価格3000円。嶋田洋書で取り扱いがあいます。


2015年9月中旬にに閉店する嶋田洋書に取り扱いがある、入手が困難な絵付け関連書籍をご紹介します。
もしかすると、既に売り切れかもしれませんが、通販でお求めの際に参考になさって下さいね。
【LE DECOR PEINT~PORCELAINES DE NYONのシリーズ&CAHIERS DES PORCELAINES D'ART SCHIRA,LAUSANNE】元値は7千円強のもので、紙製のファイルに8枚のシート図案が入っています。
昔はスイスやフランスへ出向かないと購入出来ず、一昔前は、このシリーズを持っているだけで自慢!!でした。
王道ヨーロピアンスタイルのパターン集で、ヨーロピアンの原点的な品です。色々な本があるけれど、結局はこれに戻るのよね・・・とおっしゃる大御所の先生もいらっしゃいます!
元々は種類が多いのですが、かなり在庫が減っていました。参考価格・1800円。


【THE KLEIN DESIGNS ~ FLOWERS 2と3】次にご紹介するのは、こちらも入手困難なイタリア、HOBBYCERAMシリーズです。勿論、amazonじゃ買えません。
アメリカンスタイルに多大な影響を与えたクラインの絵ですが、書籍としては残されておらず、出回っているのは、個人所有のアンティーク絵はがきをまとめた自費出版本のみです。100年前の絵なので、やや黄ばんだ色合いですが、私もよく参考にしています。
No.2はバラ、カーネーション、チューリップ、デイジーなど。
No.3はポピー、すみれ、コーンフラワー、その他野草です。
A4サイズ47P、参考価格3000円(←私は昔、倍以上の価格で買いました・・・。。)



【不思議で美しい石の図鑑】
この本は絵付けの本ではなく、瑪瑙や鉱石の断面を写真にした図鑑です。
世界各地の石が、その石がどのようにして出来たかや、産地による差を解説しながら掲載されています。
大きさはA4より少し小さくくらい。
写真がどれも大変に美しいです!そしてその、とても考えつかないような色の組み合わせと文様に目を奪われます。
よくある鉱物や宝石の図鑑は石の外観が載っていますが、この本は基本的には写真のような切断面です。
ラスター作品やモダンな意匠の作品を手がけているペインターに、大きなインスピレーションを与えてくれると思います。

個人的には上の「風景石」の特集ページが気に入っています。
まるで廃墟か、湖を思わせる文様は、ビングオーグレンダールの風景シリーズを彷彿とさせます。
和書にしては高価ですが、凝った装丁のお勧めの1冊です。
不思議で美しい石の図鑑
少し前に話題になったそうなのです。
「らくやきマーカー」。
お教室ではちっとも話題に出なかったのですが、皆さん周知の事だったのでしょうか・・・
らくやきマーカー、作品の数々集まとめリンク商品そのものは昔からあったように思いますが、メディアのちから凄しです。
2度焼きしたり、お使いの皆さん、少ない色数ながら工夫して、がんばってらっしゃいますね!
200度の家庭用オーブンで焼くと定着するそうですが、たとえば・・・。800度で焼いたら、どうなるんでしょうね?
*一応商品リンクは下記に付けますが、口につく場所や、直接食品を乗せる所へは描かない方が良いと思います。お求めになる方は気をつけて楽しんで下さいね。
【撮影用レフ版】陶画舎で2015年1月末に行われた分室技術講習会で使用したレフ版のご紹介です。
「作品を綺麗に撮るテクニック」で使用した道具で、マグカップや花瓶といった立ち物の撮影時、影になる箇所にレフ版の光を当てて作品を明るくする為に使います。

昨年もブログでご紹介したアイテムですが、陶画舎通信のvol.56にもレフ版を使った講習会の様子が写真で掲載されているので、購入先をリンクしておきます。
直径は各種ありますが、あまり大きくても小さすぎても使いにくいみたいです。
PLATA 撮影用品 【 58cm / ホワイト 】 丸 レフ板 シルバー PT6681
↓こちらは送料込みです。
【デミタスコスモス展の図録】三井住友美術館で先週から始まったデミタスコスモス展に行ってきました。
数年前、ブログでご紹介したお勧め書籍に収録されているC&S、約300点を間近で見る事が出来る展示会です。超お勧め展示会です。
↑確か一時は1000円を切っていたはずが、中古で大変な価格になっています・・・!が、今回の展示会用に作られた図録にほぼ網羅されていますので、お持ちで無い方も安心です。

展示されているのは、小さなアンティークのデミタスカップたち。おなじみのマイセンやKPMは勿論ですが、今回特に目を引いたのは、豪華な金盛りの装飾と、果物や風景のロイヤルウースター群でした。


図録の取り寄せも出来そうですが、これは是非実物を見るべきだと思いました。ともかくクオリティが高いです!写真ではわからない色使いや、焼成手順を学ぶ上でのヒントが沢山勉強出来ます。
まだ始まったばかりの展示会ですが、物が小さいので、混雑しないうちに早めに見に行かれた方が良いと思います。
あと、眼鏡類必須です・・・私は何度も、保護のガラスにおでこをぶつけました(ゴンと鳴りました・・・)。
会場の詳細は「展示会案内」に掲載中です。割引きクーポンもお忘れなく!
三井美術館のサイトはこちら。

【J. Fenwick Lansdowne】昨年末ご紹介した鳥のカレンダーですが、画集を取り寄せました。少し高かったので表紙買いが心配でしたが、値段に見合った素晴らしい本でした・・・!
厚さ2,3cmのマットな紙質の表紙です。写真のような小鳥のほか、猛禽類や水鳥、大型の鳥類も収録されています。
緻密でありながらぬくもりや柔らかさもある絵で、鳥への愛を感じます。
年明けに在庫切れを起こし、1万円以上に高騰していました(今年のカレンダーも既に倍の価格になっています)。過去のカレンダーと重複した絵がほとんどなので、迷っておられる鳥好きには画集がお勧めです。
*日本のamazonは取り扱いが無く、イギリスからの輸入となります。

【Lansdowne's Birds 2015 Calendar】amazonでジャケ買いしたカレンダーが大当たりだったのでご紹介します。
大判の鳥のカレンダーです。LANSDOWNEという作家のイラストです。
小鳥や水鳥が、とてもきっちりと描かれています。
今にも飛び立ちそうな動きのある鳥が、生き生きと描かれています。
また、この作家は植物もとても上手です。余白の余韻が和を感じさせます。
緻密に描かれた鳥好きにお勧めのカレンダーです。
画集も注文していますので、届いたらまたブログでご紹介しますね。


【安藤牧子ボタニカルアートカレンダー2015】昨年度画集を出版された、植物画家安藤牧子先生のボタニカルカレンダー。約30cm四方の見応えのあるカレンダーです。
丁寧な絵のは勿論ですが、ちょっとした所にテントウムシがいたり、構成も心憎い作りです。
個人的にはスプレー菊が実感があり、好きなページです・・・つぼみやずらりと並んだ花心など、本当によく観察されてらっしゃるなあ、と感心するばかりです。
北海道以外では入手が難しいので、ご興味のある方は安藤先生のブログ↓から購入のお申し込みが可能です。カレンダー以外にも、クリアファイルやカードもお勧めです!
http://isikarihanakikou.at.webry.info/201411/article_1.html
早くも11月が近づいてきたので、絵付けに役立ちそうなカレンダーを買いました。
以前は海外製のカレンダーを多く買っていましたが、
やはり日本の祝日がわかる方が、紛らわしく無くてよいですね。


まずは、昨年も購入した「フラワーパラダイス」。
サイズは色々ありますが、LP版を購入しました。
色使いのとても綺麗な花がいっぱいです。
添え花の力の加減もよいです。


次はマロリン・バスティンのカレンダーです。
ダイアリーは鳥の絵が多いですが、ホールマークのカレンダーは
ブーケや草花がほとんどです。こちらも、ほっとする色使いで和みます。
ご紹介した2つのカレンダーは文具店や書店でも取り扱いがありますが、
amazonで送料無料で送ってくれるので便利です。
【柴田是真の植物図】
大勢のペインターに描かれた「明治宮殿千種之間天井画下絵本」が、手軽な価格の文庫サイズで発売されています。
文庫サイズながらもなんと厚さ2センチ強、オールカラーです。日本人になじみの深い植物が112種紹介されています。上の写真のように丸い構図を取っていますので、お皿にトリミングしやすいのも魅力です。


後半は様々な種類の桜と、身近な植物の写生です。墨の線がとても生き生きしています。単色にして染付風に描いてみても素敵だと思います。
お近くの書店でも取り寄せ出来ると思いますが、amazonでも送料無料で取り扱いがあって便利です↓
【Flowers and Foliage】ふんわりしたアメリカンスタイルのチャイナペイントで有名な
ポーラ・コリンズの本です。定価28ドル。
アメリカンスタイルで描かれる代表的な花が収録されています。
特にバラとスミレは葉や花まで詳細に描き方が掲載されています。
そのほかに、菊、アザミ、ワイルドローズ、サンザシがあります。
生徒さんにも一番人気の本です。
以前は絵付け画材店での取り扱いがありましたが、現在は入手が難しく、
購入はアメリカから個人輸入となります。

【Just Berries】ふんわりしたアメリカンスタイルのチャイナペイントで有名な
ポーラ・コリンズの本です。定価28ドル。
果物のベリー類の描き方が6種類、12パターン収録された本です。
ブルーベリー、いちご、ラズベリー、ブラックベリー、スノーベリー、
グーズベリーといった、小さなベリー類です。
描き方が大変詳しく写真で掲載されていますので、
英語が苦手な方でも、写真を見ながら描いていただけます。
以前は絵付け画材店での取り扱いがありましたが、現在は入手が難しく、
購入はアメリカから個人輸入となります。

【A Floral Variety】ふんわりしたアメリカンスタイルのチャイナペイントで有名な
ポーラ・コリンズの本です。定価30ドル。
内容はバラ以外のお花の描き方で、ゼラニウム、矢車草、ホリホック、
ライラック、デイジーが、各大小2パターンのデザインで紹介されています。
焼成ごとの写真は勿論、途中経過も綺麗な写真で掲載されているので
英語が苦手な方でも、写真だけで十分描けると思います。
以前は絵付け画材店での取り扱いがありましたが、現在は入手が難しく、
購入はアメリカから個人輸入となります。

【Scrolling Techniques】ふんわりしたアメリカンスタイルのチャイナペイントで有名な
ポーラ・コリンズの本です。定価30ドル。
現在購入出来る本の中では最も古い本になります。
内容は縁飾りのスクロールテクニックが中心です。
フリーハンドで行うスクロールの手順や、蓋物といった小作品の見本が
沢山掲載されています。バラとダブルバイオレットの色違いが多いです。
以前は絵付け画材店での取り扱いがありましたが、現在は入手が難しく、
購入はアメリカから個人輸入となります。

【Floral Art on Porcelain】ふんわりしたアメリカンスタイルのチャイナペイントで有名な
ポーラ・コリンズの本です。定価30ドル。
7冊ある本の中では最も新しい本になります。
内容は藤、ブルーベル、ダブルバイオレット、ミニバラ、
アイリス、ひまわりで、焼成ごとのステップ写真や
第1焼成の描き方が丁寧に画像で解説されています。
写真が豊富なので、英語が苦手な方でもおよその手順はわかると思います。
以前は絵付け画材店での取り扱いがありましたが、現在は入手が難しく、
購入はアメリカから個人輸入となります。

【ポーセリンアートの和モダンテクニック】
久しぶりに絵付けの新刊本のご紹介です。
以前ラスターのハウツー本を出された花島先生の2冊目になります。
今回はシャクヤクや菊、ツルといった和柄の作品と、様々な特殊画材の使い方が大変詳しく掲載されています。

アジサイ作品のガラスビーズの使い方の説明が上のページです。キラキラしたビーズやメタリック絵の具、ラスターと金の応用方法など、1冊目より応用編といった内容になっています。
描き方だけでなく、焼成時の注意点や失敗した箇所の修正方法まであります。作品を装飾する技術書として、とても参考になる1冊です。和柄の絵にご興味の無い方にも、特殊技術の指南書としておすすめです!
ポーセリンアートの和モダンテクニック―作品づくりのための装飾アイディア
梅雨時に作品を撮影しようとすると、どうしても薄暗い写真になってしまいます。そんな時、便利なのはレフ版です。

上は窓辺でそのまま撮影したマグカップです。どうもいけません。ここでレフ版登場。

レフ版を使って撮影しました。マグ持ち手側の影が無くなり、柄がはっきりと見えます。色も鮮やかです!

「レフ版」は丸枠付きの布で、片面が白、片面が銀になっています。これを被写体の影の箇所に映り込ませて明るくするのです。
レフ版が無くても、手近な白い品(カレンダーの裏側など)で代用も出来ます。うまく撮影出来ないものがある時は、試してみて下さいね!
↓しかし、やはりカレンダーよりはレフ版のほうが断然使いやすい+綺麗です・・・畳むと23cmとコンパクトにもなります。食器撮影にはこちらのサイズがお勧めです。

亡きチョビ猫の写真があまりに多いので、厳選写真をフォトブックにしました。文庫本サイズで、パソコンは勿論スマホからも、写真データを元にして簡単に作ることが出来ます。

中はこんな感じで、64ページあります。全部写真でもいいですし、短い文も入れることが出来ます。
1冊から作ってくれて、送料込み500円です。今回初めて作ったのですが、とても手軽なので、絵付け作品や旅の写真を本にしても良いですね。厚さは4ミリで、L版写真64枚よりもずっとコンパクトです。
TOLOTというフォトアルバムサイトで作りました。ご興味のある方はぜひ、お試しになってみて下さいね↓
http://tolot.com
先日生徒さんに教えていただいた、消えるボールペン「フリクション」の便利な使い方をご紹介します。
描くにあたり、器に下図を写す方が多いと思います。スタイラスを使うと写し忘れが起こりやすいし、ボールペンだと下図に線が付いてしまうので見た目が悪いです。
そこで、フリクションの消せるボールペンの出番です!まずは普通に器に下図を貼り、カーボンを挟んでフリクションで写します。

さて、ここからが肝心なところです。
下図を取り外し、ドライヤーの強で下絵を温めます。
するとなんと!!先ほどの下図にあった黒い線描きが、一瞬で消えてしまいます!

本来はフリクションの後ろにあるラバーで消すのですが、インクが熱に弱い性質を利用して、ドライヤーで一気に線を消してしまいます。あっという間に下絵が元通りです。なお、冷凍庫で冷やすとまた線が出てきます。
これはなかなか良い使い方だと思います。どの文房具店にもあると思うので、ぜひチェックしてみて下さいね。私は0.5ミリが使いよいと思いました。
↓新品のみ送料無料、黒青赤3色タイプ。
↓黒のみ。送料がかかります。

じき2月になりますが、日めくりカレンダーのご紹介です。
昨年画集と壁掛けカレンダーを取り上げさせていただいた、安藤牧子先生の日めくりです。小さいながらも流石日めくり。厚みがすごいです・・・!
上の写真をよくご覧いただくと・・・お気づきでしょうか、曜日がありません。そう、来年も再来年も使える、「毎年カレンダー」なのです。各ページには描かれた花の花言葉と、ひとことメッセージが添えられています。

卓上ミニサイズなので、お部屋のインテリアにも馴染みやすいです。しっかりした作りな上価格も手ごろなので、画集の購入を迷われている方には特にお勧めです!
安藤牧子 毎年カレンダー
↓画集の取り扱いがamazonでも始まりました。一般書店での販売が無いので、こちらもお勧めです!

【Pierre-Joseph Redoute: Botanical Artist to the Court of France】先月、書店で雰囲気のある洋書を見つけたのでご紹介します。皆さんにもおなじみのルドゥーテの新刊本です。
ルドゥーテといえばバラの本が多いですが、この本は少し変わっていて、バラの絵はほとんど掲載されていません。名前がわからない野草やきのこ、サボテンが多いです。華やかな花がお好きな方には、やや物足りない本かもしれません。
でも・・・私はこの本の絵がとても好きです。というのは、紙の黄ばみや皺を色調整せずに忠実に収録しているので、1700年代オリジナルの手彩色銅版画に近いのです。特に彩色前の作品は、線の細さと繊細さが際立っています。ハーブやアンティークがお好きな方にお勧めの1冊です。

【Naturkalender 2014】marjolein bastinすっかり遅くなってしまいましたが、毎年恒例のマロリン・バスティンのダイアリー2014のご紹介です。昔のような精緻な描き込みは少なくなっていますが、見ていてほっとするダイアリーです。
家には2002年からダイアリーがあるのですが、毎週1枚ずつ描くというのは、これは大変な事だと思います。これからも、ほのぼのとする庭の仲間たちを描き続けて欲しいです。
【Porzellanmalerei / A Touch of Lace】繊細なレース柄や盛り、ラスターといった特殊技術が満載のご本が発売されました。


レース模様で有名な岸田周子先生の作品集+ハウツーのご本です。ラスターやダイクロを使用した装飾的な作品は、万華鏡を見るような華やかさです。表紙のポートレートも美しいです・・・!
作品集としても秀逸ですが、レース柄や盛りの制作行程が、上の写真のようにとても詳しく掲載されています。「レース技法は一見複雑なように見えるかもしれませんが、単純作業の繰り返しです」とご本で書かれているように、絵付けビギナーの方でも制作に取り入れられる内容になっています。
英語・ドイツ語・フランス語表記になっているので、amazonから購入されるよりも、岸田先生から直接、対訳付きを購入された方が良いと思います(4300円+送料)。
お教室でも注文をまとめています。
岸田先生の連絡先リンク


毎年恒例のカレンダーのご紹介です。
なんと・・・一番のお勧めサイズは、既にamazonで売り切れていました(泣)。
写真は「フラワーパラダイス2014」のLPサイズです。ちょこちょこっと参考になる絵が沢山あります。紙の色が全体にクリーム色で、カレンダーとしてもインテリアに合うと思います。
たぶん皆さんのご近所の本屋や文具店でも取り扱いがあると思いますが、ほどよいサイズから売り切れていくみたいです。来年なんてまだまだ〜 と思わずに、早めにゲットして下さいね!
SサイズとLLサイズはamazonでまだ在庫があるようです。
ホールマークから出ているマロリン・バスティンカレンダーもおすすめです。海外のダイアリーや書籍に無い、描き下ろしのイラストばかりです。
こちらも文具店やユザワヤでよく売っています(下記リンクは送料がかかります)。

【the apple book】少し古い本ですが、表紙を変えて再販されたのでご紹介します。
その名のとおり、林檎のボタニカルアートだけが掲載されている本です。
英国王立園芸協会が発行しています。
様々な林檎が、花と果実のセットで、実寸大で描かれていています。
緑のりんごから、模様に味わいのあるりんごまで、こんなにも沢山の種類があったのかと驚かされます。
さすが、林檎の国の本です!
特に注目したいのは、枝と葉の表現です。厚みや光沢まで、絵とは思えないほどのみずみずしさです。実感がこもっています!
「林檎は描かないかも」という方も、他の果物や植物を描く時に、必ず参考になると思います。

【ウィリアム・モリス クラシカルで美しいパターンとデザイン】春に書店で綺麗な新書を見つけ、そのうち皆さんにご紹介しようとしていたら・・・まさかの在庫切れになっていました。恐るべし和書!
壁紙やリバティプリントで有名なウィリアム・モリスのデザイン集です。表紙はなんと銀色。既にモリスの本は持っていますが、あまり見たことが無いデザインが沢山収録されていて、色違いでの印象の違いにもはっとさせられます。厚さ2cmのうち、半分が上画像のような壁紙紹介で、残り半分が刺繍、本の挿絵、モリスにちなんだ英国のお部屋の写真です。
どのページもとても綺麗に装飾されていて、見ているだけで贅沢な気持ちにさせてくれる本です。amazonでは欠品ですが、楽天ブックスではまだ購入可能ですし、書店店頭でまだ売っている所もあると思います。モリスデザイン、いつかは絵付けで挑戦してみたいですね。
↓楽天ブックスではまだ在庫があります。定価2940円送料無料です。